‘こんな時ありませんか?’ 一覧
今年はとくに暑い日々が続いています。テレビでも数多くの熱中症の話題が取り上げられていますね。
熱中症対策としては、暑熱環境下(暑い場所)にいるのはできるだけ短時間にとどめること、そして塩分を含む水分摂取が大切です。
ただし、高血圧の方は塩分摂取には気をつけてください。
「汗をかいたら塩分補給」といえども、決して「塩分の多い食事」はとらないように注意しましょう。
高血圧の方が汗をかいた時には、スポーツドリンクの摂取をお勧めいたします。スポーツドリンクには適度の塩分(ナトリウム)が含まれているため、それを飲めば必要以上に塩分を摂取しないですむからです。
一応、普段からの血液測定は行いましょう。
熱中症に気をつけ、元気にこの夏を乗り切りましょう。
酒田あたりの今流行りの病気は、感染性腸炎です。主にノロウィルスやロタウィルスが原因です。
そして、一般的な風邪も流行っています。風邪もウィルスが原因。そして、これからはやってくるだろうと思われるのが、インフルエンザです。これも原因はウィルス。
要はこれらのウィルスを自分の身体に侵入させなければ、感染しません。ウィルスが身体に入る最初の入り口は、口か鼻からです。そこを防御することを考えてみましょう。
単純に考えれば、マスクで口と鼻をふさげば、ウィルスの侵入を防ぐ事は可能ですが、現実的には、食事をしなければなりませんし、ずっとマスクを やっていても苦しくなってきて、外してしまうものです。
顔に痒みを感じれば、口周辺に手が来ます。日常生活では、結構手が口周辺に来ているものです。
なので、その手をしっかり洗浄することでウィルスを体内まで運ばれるのを防ぐのも一つの手段となります。手の洗い方です。
まず、流水です。これが手洗いの最も重要な点です。
例えば一塊となった汚れがあるとします。そこにどんな消毒薬を使っても、一塊となった汚れは中までは浸透しませんよね!
汚れ自体を流水でしっかり流し去ることが大切!そのあと、薬用石鹸などで洗うことです。
手洗いで不十分になりやすいところはいくつかあります。
- 爪の間
- 爪の周り
- 指の間
- 小指から手首にかけての側面
- 親指付け根から手首にかけて
これらに注意して手洗いしてください。
医師は、何人もの感染症の患者さんを診察し、触れます。感染率は一般より格段に高いはずです。
それでもマスク・手洗いをしっかりやることで、感染性腸炎、インフルエンザにはかからずに、元気に診療しております!
仮に、大事に植木鉢に育てている植物に水をやるときは、ジョーロなどを使いますよね。上からバケツをひっくり返して一気に「ぶっかける」ことはないかと思います。
これはかけた水の大部分は飛び散るし、土にしみこむ前にあふれ出てしまい、非効率的(ムダということ)であるだけでなく、土も飛び散らせてしまうからでしょう。要は乱暴です。
同じ事が胃や腸にも言えます。
脱水や吐き気や嘔吐、下痢、お腹の張りなど腹具合が悪いときに、「水分をとらなきゃ」とペットボトルを一気に飲むと、植木鉢に水を ”ぶっかける!” のと同じ状況になり、嘔吐したり下痢したり腹痛増強したりします。
ティースプーンなどで少しずつ粘膜をつたわせるように、何回も飲むのがよいかと思います。自分の唾液の量くらいずつ飲むのがいいかと思います。
それでも吐くのなら、点滴が必要かもしれませんね!
熱中症は、体温維持しようとする生理現象の異常ですから、「体温を正常に維持できない」と身体が判断すれば、初期症状が発生し、この時の体温上昇はまだありません。が、その後体温は上昇するしかありません。
体温維持の役割を担っているのが、汗です。
汗をかくことで身体の内側の熱(深部体温)を放出しています。その「汗」は、単純に言うと血液中のナトリウムの濃さを利用して血液の水分を染み出させています。ナトリウムは生命維持に大切な成分なので基本的には体外へは排出しません。しかし極わずかに損失してしまうため、汗はしょっぱいのです。
普通に汗かく程度ならいいのですが、大量となると、身体の水分を損失する(脱水)とともに、ナトリウムの損失も多くなり、生命維持が困難となります。
汗として出せる水分がなくなると当然尿も出ませんし、体温は上昇するしかありません。危険極まりない状況で、緊急入院、集中治療して運良く命を取り留めても脳障害の後遺症は残るかもしれません。
大量な発汗はないように、暑熱環境は短時間にしましょう。
熱中症について その1
暑い日々が続きます。こんな時よく言われるのが、“熱中症”です。
熱中症とは、暑さによって引き起こされる様々な症状の“総称”です。暑熱環境下にさらされことが続くと、体温を維持するための生理的な反応が失調状態となり、様々な症状が引き起こされます。
外気温の影響だけでなく、運動など体の中でたくさんの熱を作るような条件下にさらされ続けると同じ事になります。基本的に暑熱環境下、スポーツ、肉体労働など条件があり、その後起こる体調不良はすべて熱中症の可能性があります。
初期症状は、大量の発汗、めまい、失神、筋肉痛、こむら返りです。さらに悪化すると、頭痛、だるみ、悪心・嘔吐、腹痛、下痢、意識障害重症になると、高体温、意識障害、けいれん、血液検査異常です。
暑熱環境下は短時間とし、塩分を含む水分摂取が大切です。
生活習慣病って何?
「体の負担になる生活習慣」を続けることによって引き起こされる病気の総称で、数年前までは「成人病」と呼ばれていました。
生活習慣病にはいろいろな症状と疾患が含まれますが、高脂血症、糖尿病、高血圧はもちろんのこと、悪性腫瘍、脳卒中、肝臓病、腎臓病、骨粗しょう症なども生活習慣病に入ります。
特に高脂血症、糖尿病、高血圧の3つはサイレントキラー(沈黙の殺人者)とも呼ばれ、自覚症状がでにくいため放置される場合が多く、動脈硬化や心疾患の原因にもなります。
生活習慣病になる原因は
- 食習慣(食べ過ぎ・偏食)
- 運動不足
- ストレス
- 喫煙
- 飲酒(飲みすぎ)
の5つが考えられます。
個人差はありますので、病気のなり易さや、症状の進行の速さは様々です。どの項目も体に極端に負荷をかけると体の調子が崩れる原因となり、この習慣を長期間続けることで一時的な疾患から慢性の疾患に変わっていってしまいます。
2010年6月1日
胸痛
こんな時はありませんか?
普段快適に過ごしていて、ある日身体の不調を感じると、なんだろう?と不安になるものです。ここ数年の健康ブーム、医療ドラマなどで、ある症状から恐ろしい病気が発見され、物語がドラマチックに描かれております。似たような症状が自分にもあると、やはりいろいろ考えるものです。
これから、極たまにですが、いろいろな症状について少しずつ情報を載せてみます。読み物として流していただけると幸いです。
ということで、今回は、「胸痛」です。
「胸痛」について
身体の構成を簡単に考えると、皮膚、皮下脂肪、筋肉、骨、内臓、それぞれに血管、神経、リンパ管などですよね。それぞれが薄い膜で覆われています。その薄い膜は、実は痛みを感じる神経で張り巡らされています。胸で考えると、皮膚、皮下脂肪、筋肉、肋骨、肺、心臓、云々で、痛みはいったいそれらのどこからのか、ということになります。
それぞれ、痛みの特徴があるので、医師はその特徴を患者さんから聞き出し、ある程度痛みの原因を絞り込みます(なので患者さんと我々の会話は大切です)。場合によっては、一気に確信できることもあります。その原因を証明する次の手段として診察、そして検査があります。
胸痛で緊急を要するのは、心臓に関する病気(心筋梗塞、狭心症、心筋炎など)、大動脈に関する病気。他に、肺の病気では、肺炎、胸膜炎、気胸など。肋骨は、骨折、神経では肋間神経痛、皮膚では帯状疱疹などなど。まだまだあります。
精神的なことが原因であることも多々ありますので、ご自分の主治医に相談するのがよいかと思います。